松本青年会議所

理事長所信

進化と向上

地域のために、地域とともに。

【基本方針】
明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)
~美しい宝は既に手の中にある~
【行動指針】
  1. 1.青年経済人として地域活性化のために努力する
  2. 2.地域発展のために青少年育成に努める
  3. 3.全ての事柄を成長の機会と捉え、全力を尽くす
  4. 4.仲間を信頼し、尊敬し、助けあう、そして楽しむ
  5. 5.地域で住み暮らす市民として地域を愛し、また愛される存在となる

一般社団法人 松本青年会議所
第56代理事長 中林 玲

1960年、35名の志高き青年によって誕生した松本青年会議所(以下、松本JC)は昨年55周年という節目を迎えることができました。松本JCが時代の変遷と共に今日まで活動を行ってこられたのは、地域の皆様方をはじめ、賛助会員様、シニア・特別会員の先輩諸兄そして各地青年会議所の同志の皆様のご協力があってのことです。心より感謝申し上げます。

はじめに

私は1976年に、歴史深き清流の郷、地域愛に満ちた松本市島立地区の平凡な家庭に生まれました。地域を駆け回った少年時代、サッカーに明け暮れた学生時代を経て、東京の大学へ進学しました。卒業後は長男という理由だけで何の迷いもなく実家へ戻りましたが、きっと、故郷を愛する気持ちが、当時の私に都会に魅力を感じさせなかったのだと思います。その後、会社を経営させていただく立場となり、少しずつ地域のことを考え始めた2006年に松本JCと出会い、入会させてもらうことになりました。30歳の時でした。

その後の活動の中で、松本JCの歴史と伝統を初めて知ることとなりました。松本JCの活動が大きな運動へと広がり、生まれ存続してきたものがいくつもあります。たとえば、この地域で暮らす人であれば誰もが一度は行ったことがあるであろう憩いの場「アルプス公園」、日本文化の宝庫「浮世絵博物館」、松本の夏の風物詩のひとつである「松本ぼんぼん」、小学校のころに遊んだ「松本かるた」、そして、カラフルな機体が空を彩る「信州まつもと空港」のジェット化や存続も、この地域にあって当たり前と思っていたそれら全てが松本JCの活動から始まった運動で、これが松本JC流のまちづくりといえます。そして、現在進行形で地域に活気をもたらしている「松本山雅FC」も先輩方が築き上げてきた活動が多くの人を巻き込み、Jリーグを目指す運動となり、今ではクラブが地域を熱く動かしています。

そして松本JCとは、地域にさまざまな影響を与えてきたそのような活動を通じてメンバーひとりひとりが成長の糧を得て、地域や企業でのリーダーとなるべく自己研鑽の場であることも知りました。私自身も、9年という在籍期間中に出会った仲間や先輩方、そしてたくさんのシニアの方々から多くのことを学び、成長させていただきました。感謝の念しかありません。JCで活動しているからこそ得られる機会が存在し、松本山雅FCの運動にも現役JCメンバーとして微力ながら携わらせてもらい、松本JC流のまちづくりを体現させていただいています。

松本JCは「明るい豊かな社会の実現」という理念のもとに、地域を愛する青年たちが、地域の将来のため互いに切磋琢磨し、全力を尽くす団体であります。これこそが多くの諸先輩方が信念を持ち努力を続け、維持発展しながら築いてきた伝統です。私は、これまでの歴史と伝統を重んじ、先輩方に感謝し、受け継いでいきたいと思います。そのうえで、「進化と向上」という想いを胸に、56年目の新たなステージへと進んでいきます。

松本JCだからできる“経済コミュニティの創造”

私たちが活動の舞台とする松本・安曇野地域には、人を集める力を持つ数多くの「たから」が存在します。豊かな自然・風景・街並み・食文化・音楽・工芸・美術、そして人柄や民度など、それら「たから」の多くは日本全国のみならず世界へと発信できる魅力と可能性を備えています。そして、その「たから」は、地域の人々の地域愛や誇りを育み、やがて熱狂へと心を動かします。よって「たから」のもとには、コミュニティが形成され、あらゆる視点における経済活性化の種が撒かれるはずです。そして、その種は将来、花を咲かせて、実を結び、この地域を豊かにするはずです。

これまで松本JCは「地域のたから」に焦点を当てたさまざまな活動をおこなってきました。このような過去の経験と実績、そしてJCのネットワークを活かし、これからも松本JCだからこそできる、新たな経済コミュニティを作るべく活動を行います。

松本JCだからできる“地域コミュニティ創出”

「明るい豊かな社会の実現」にもっとも必要なものは教育であると考えます。地域の将来を担う子供たちが、地域に誇りをもち、地域を愛する「人財」になるには、地域における教育が大切です。私自身、地区の祭りや行事を通じ、近所のお兄さんやお姉さん、おじさんやおばさんから多くを学んできました。そのような古き良き時代にまちを戻すことは難しいですが、現代社会に求められている新しい「地域コミュニティ」があることは間違いありません。松本JCはこれまでに「地域コミュニティ」の題材となり得るさまざまな事業を行ってきました。そのひとつひとつを見直し、発展させ、必要とされる「地域コミュニティ」の創出を担うべく活動を行います。

さらに、私たちは青年経済人として、この地域で働く意義ややりがい、楽しさを子供たちに伝えることもできます。私たち自身がまちのお兄さんやおじさん、お姉さんになる番です。子供たちの笑顔のために私たちだからこそできる青少年事業を展開します。

松本JCだからできる“まちづくりの実践”

私たち松本JCのメンバーは、地域を愛し、その地域において企業活動を行わせていただいている青年経済人です。そんな私たちに求められているのは地域活性化であるはずです。簡単なことではありませんが、私たちには力強く、信頼しあえる80名の仲間がいます。いつでも私たちを受け入れてくださる、頼れる500名の先輩方がいます。世界中のJCネットワークがあります。そして、松本JCにはこれまで先輩方が築き上げてきた55年の歴史と実績があります。そしてなによりこの地域を愛する気持ちと豊かな社会をつくるという強い信念をもった集団であります。そんな私たちだからこそできることがあるはずです。職業、専門分野、世代の枠を超え、こころを一つにし、英知と勇気と情熱とパワーをもって熱狂できる、松本JCらしいまちづくりを実践します。
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